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「変わりたいのに変われない」そのブレーキの正体と向き合う方法

「変わりたいのに、どうしても動けない…」
「やろうと決めたのに、なぜか先延ばししてしまう…」

こんなふうに、自分でも理由がわからない“ブレーキ”を感じたことはありませんか?
一歩踏み出したい気持ちはある。でも、なぜか動けない。

それはあなたの意志が弱いわけでも、怠けているわけでもありません。
そこには、ちゃんと理由があるんです。

この記事では、「変わりたいのに変われない」その心の仕組みと、
どうやってブレーキを外していけばいいのか、コーチングの視点から優しく解説していきます。

目次

1. なぜ人は変わりたいのに動けないのか?

「変わりたい」と思っているのに、
なぜか気がつけば、今までと同じパターンを繰り返してしまう。

そんなとき、人はつい「自分は意志が弱い」「怠けてるのかも」と思いがちです。
でも実際には、“変わらないこと”にもメリットがあるからこそ、今のままでいるのです。

たとえば:

  • 挑戦しなければ、失敗して傷つかなくて済む
  • 人間関係を変えなければ、今の居場所にいられる
  • 理想を語らなければ、笑われずにすむ

つまり、「変わらないことを選んでいる」とも言えます。
そしてその“選び”は、ほとんど無意識に起きているのです。

2. アドラー心理学に学ぶ「目的論」の視点

アドラー心理学では、「人は原因ではなく、目的によって行動する」と考えます。

つまり、「変われない」のではなく、「変わらないという目的」があるという見方。

たとえば「自信がないからチャレンジできない」のではなく、
「失敗したくないから、“チャレンジしない”という行動を選んでいる」

これが“目的論”です。

この視点に立つと、「動けない自分」を責める必要がなくなります。
代わりに、「なぜ今はこの選択をしているんだろう?」と、自分に問いかけることができます。

3. 無意識のセルフイメージがブレーキになる

人は無意識のうちに、「自分はこういう人だ」というセルフイメージを持っています。

たとえば:

  • 私は飽きっぽい人間だ
  • 私なんて成功できるはずがない
  • 結局また続かない

こうしたイメージが、自分自身の可能性を小さくしてしまっていることがあります。

コーチングでは、「本当にそうなの?」と問い直します。
その言葉は、過去の経験で作られた一時的なラベルかもしれません。

そして、「それを信じ続けることが、自分にとって得かどうか」を考えることで、
ブレーキとなっていた前提が、ゆるやかに外れていくのです。

4. 頭でわかっていても、体が動かない理由

「やればいいのは分かってる。でもやれない」

こういう時、人は「頭」と「体(感情・エネルギー)」がズレています。

頭では変わりたい。でも、体は怖がっている。
不安・緊張・過去の傷の記憶などが、“変わらない”ことを選ばせているのです。

そんなときは、「行動しなきゃ」と責めるより、「今、何が怖いのか」を受け止めることが、次の一歩につながります。

5. コーチングで「自分の中の前提」に気づく

コーチングの対話では、コーチが投げかける問いによって、
無意識の思考グセや、ブレーキになっている前提に気づくことができます。

たとえば:

  • 「それって、いつからそう思うようになった?」
  • 「もし“違う自分”がいるとしたら、どんな人だろう?」

問いを通じて、「自分が何を信じて、何を恐れているのか」に触れていく。
そこから、新しい選択が生まれます。

変化の第一歩は、“気づくこと”からしか始まりません。
そして気づきは、ひとりよりも「対話」の中で起きやすいのです。

6. 小さな一歩が現実を変える

大きく変わろうとするほど、人はブレーキを踏みます。
だからこそ、“変化の設計”は小さくていい。

・10分だけやってみる
・とりあえず人に話してみる
・「できなかった」ときの自分も許しておく

こうした“小さな一歩”が、波紋のように日常を変えていきます。

そしてその積み重ねの中で、「あれ、変われてるかも」と気づける瞬間がやってくるのです。

7. まずは話すことで、動き出す準備が整う

「変われない」ことを責めないでください。

それはあなたが慎重だったり、優しかったり、過去を守ろうとしていた証拠です。

でももし、「本当は変わりたい」と思っているなら、
その気持ちを、大事にしてあげてください。

まずは、自分の気持ちを声に出してみることから。

コーチングでは、安心して“今の自分”を話せる場所があります。
そこから、ゆっくり一緒に整えていきましょう。

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※この記事は2025年4月時点の内容です。ご自身のペースでゆっくりお読みください。

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